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更新日 2014-05-02 | 作成日 2007-12-06
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椎間板ヘルニアとは?

椎間板というのは、背骨と背骨の間に挟まっている部分です。椎間板は背骨の動きを安定させたり、背骨にかかるショックを吸収するいわば『クッション』のような働きをしています。

椎間板は外側が『線維輪』という繊維質のものでできており、中に『髄核』と呼ばれる水分が含まれています。椎間板ヘルニアは、この椎間板に亀裂が生じたり、髄核が飛び出して膨隆することで神経を圧迫して痛み、しびれを起こします。
しびれを起こす場所は、椎間板ヘルニアを起こしているのが何番目の椎間板かによって変化します。

椎間板ヘルニアの原因

椎間板は元々は水分を豊富に含んでいるものです。20歳を超えたあたりから椎間板の老化現象は少しずつ始まり、水分が失われていきます。
一日中、立ったり座ったりしていると重力の影響で少しずつ水分が失われていきますが、横になったり睡眠を取ることで、椎間板には水分が戻ってきます。朝と夜では身長が数センチ変わるのは、椎間板のクッション性がそれだけ変化しているためです。

50歳くらいになると、椎間板の中の水分量は著しく減少します。そのため、椎間板内部の水分が出て行く状態の「椎間板ヘルニア」は、おおよそ20歳から50歳弱までに起こりやすいのです。
椎間板は、強い回転が加わったり、強い圧縮力が加わるとヘルニアを起こしやすくなります。また、座っているときの方が椎間板に対する負担は大きくなります。そのため、タクシードライバーなど長時間座っている(+運転時の震動が加わる)ことは、椎間板への負担が大きくなります。
次のような動作において、椎間板を痛めることが多く見られます。
●中腰で重たいモノを持ち、さらに捻りが加わった
●ゴルフやテニス、野球などのスイングで、腰に強い回転力が加わった
●営業職やタクシードライバーなど、長時間運転することが多い人

椎間板ヘルニアの症状

●足のしびれが起こる。腰痛も起こるが、必ず腰痛があるわけではない。

●しびれは『鋭い』、『ビリビリ』、『電流が走るような』、『灼熱感』などと感じることが多い。

●腰を前屈させると、足のしびれが強くなる。

●咳やくしゃみなどで、足のしびれが強くなることが多い。

●朝に足のしびれが悪化することが多い。

●立っているときよりも座っているときのほうがつらい場合が多い。

カイロプラクティックでの椎間板ヘルニアの治療

一般的に整形外科では、最初から手術を勧めることはあまりないようです。3ヶ月くらいは牽引療法や電気療法などの保存療法とリハビリを行い、それでも改善しない場合にはレーザーを使ったり、手術を行うようです。手術は最終手段として考えられていることが多く見られます。

椎間板ヘルニアに対するカイロプラクティック治療は、緩やかな関節の調整や椎間板への負担を少なくする治療を行います。症状の改善が見られることが多く、安全な方法を用いて治療しますので安心して治療を受けることができます。

症状や状態により治療回数は変わりますが、スパイナルケアではおおよその治療にかかる回数を提示します。

椎間板ヘルニアにお悩みの方は、国際基準のカイロプラクティック治療院・スパイナルケアにご相談ください。

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問題となる部位をチェック      しびれや筋力の程度を検査します   予防の体操やストレッチもお伝えします

腰椎椎間板ヘルニアで来院された患者さんの症例・治療例

腰痛と椎間板ヘルニアで来院(30代女性 OL 用賀在住)

【腰痛を訴えて来院】
約5年前から腰痛が辛くなり、半年程前から足にシビレを感じ始めた。その後、整形外科を受診し、椎間板ヘルニアと診断を受け、牽引やマッサージ、針の治療を受けたがわずかな改善しか得られなかったため、カイロプラクティック治療を受けるためスパイナルケア用賀に来院した。現在は、腰を前に曲げたり、長時間座っていると症状が強くなる。

【初診時の症状】
・腰の痛みをかばう逃避姿勢。
・下部腰椎周辺に過剰な緊張感と可動制限あり。
・患部に腫れや熱感などの炎症の所見は確認できず。
・前屈、腰痛、右下肢へのシビレが悪化する。
・お尻あたりにも触診で強い痛みが誘発される。
・ストレートレッグレイジングテスト陽性
・MRIにてL5/S1レベル右外側部に椎間板突出が確認できる。

【施術の経過】
初めの10回の治療(1ヶ月以内)に痛みは約6割軽減し、15回目の治療で痛みは8割以上改善した。その後、治療による改善がストップしたため、ピラティスを院内で行なっていただき、弱くなったインナーマッスルと歪んだ姿勢を正すリハビリを3ヶ月行い、9割以上回復した。現在は、月に一度のカイロプラクティック治療とピラティスのリハビリを行い、良好な状態を保っている。

【担当カイロプラクターのコメント】
今回の症状は、慢性的な運動不足と長時間のデスクワークが10年以上続いたため、身体を支える機能が衰え、腰痛から椎間板ヘルニアへと問題が悪化したケースでした。このようなケースは非常に多く、初期の腰痛の段階で適切な治療が行なわれれば、より早く痛みを軽減し、回復過程へと進むことができます。
整形外科、マッサージ、鍼灸治療でなかなか改善が難しいケースにも、カイロプラクティック治療という選択をすることで大きな変化がでることはよくあります。今回もそのような一例でした。

その他の腰椎椎間板ヘルニアの症例・治療例はこちらをご覧ください

【お悩みの方はぜひ一度ご来院ください】

IMG_9578.JPGスパイナルケア 用賀院
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東京都世田谷区用賀2-41-17 用賀2丁目ビル4F
診療時間 平日:10:00~20:00 / 土日:10:00~18:00
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