症状カルテ
めまい
めまいと一口にいっても、視界がぐるぐると回るタイプ(回転性めまい)や、また体がフワフワとするようなタイプ(浮遊性めまい)など様々です。
めまいというのは、平衡感覚の異常です。平衡感覚とは体のバランスをとるために必要な感覚で、平衡感覚は耳(内耳)、目、小脳、首や足の関節などが関係しています。
それらのどこかに異常や病気が起こることによりバランス感覚が狂い、めまいが生じます。それでは一つ一つについて解説していきます。
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内耳が原因のめまい
内耳には三半規管という平衡感覚を司る部分と前庭神経という平衡感覚を伝える神経があります。内耳の異常で起こるめまいとしてはメニエール病、突発性難聴、前庭神経炎、良性発作性頭位めまい症などがあげられます。
症例:激しいめまいを訴え来院(30代 女性) -
目が原因のめまい
目は視覚の情報で身体のバランスを取ろうとします。立っている状態で目を閉じると、バランスがちょっと崩れやすくなります。つまり目の影響によってめまいが起こる可能性があるのです。
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足首が原因のめまい
足関節には平衡感覚に関わる神経がたくさんあるため、めまいの原因になることがあります。例えば、目を閉じた状態で片足立ちするときには、足の感覚によってバランスを保とうとします。足首の問題によってめまいが起こることは少なくありません。 イスから立つとき、朝起き上がったときなど、足首に急速に体重が掛かったときにめまいが起こるケースが多く見られます。
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首が原因のめまい
首の関節(頸椎)には、平衡感覚に関わる神経がたくさん集まっています。首が原因で平衡感覚に狂いが出てめまいを起こすことがあります。
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このタイプのめまいでは、首を動かしたときや、首の痛み・コリが強くなるとめまいが起きることが多い傾向があります。 -
脳が原因のめまい
脳は内耳、目、首や足の関節の情報を集めて統合する役割をしています。脳の問題でめまいが起こるのは、脳内の血流障害、脳腫瘍、脳内出血などにより起こります。脳の場合めまいだけでなく吐き気などほかの症状も伴うことが多いでしょう。
症例:舌のしびれを伴うめまい(20代 女性) 症例:ふわふわしためまいと時々現れる頭痛(50代 女性) -
貧血が原因のめまい
貧血とは、血液中の赤血球が乏しくなって起こる症状のことです。これには多くの種類がありますが、最も多いのは鉄欠乏性貧血です。また、脳貧血も一般的に貧血と言われ、自律神経の働きに問題があり起こる一過性の症状です。
症例:めまいを訴え来院(50代 女性)
しかし、他の病気が原因で起こる貧血もありますので、貧血が疑われるときには病院で検査をしてもらいましょう。
めまいを起こす病気は多くありますが、めまいの性質、めまいの継続時間や現れ方、めまいと同時に頭痛や吐き気、耳鳴りなどの症状を伴うかどうかを確認することによって、めまいの原因がどこにあるのかを判断することが出来ます。
またその中でも耳や脳に直接的な病気がなく、首の関節や筋緊張によりめまいが生じている場合も多く、このタイプのめまいに対してカイロプラクティック治療は効果的です。
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