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更新日 2014-05-02 | 作成日 2007-12-06
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頸椎椎間板ヘルニアとは

椎間板とは首の背骨(頚椎)の骨と骨の間にあるゴムのような組織です。椎間板があることで背骨にかかる重力の負担を吸収し、和らげています。しかしその吸収に耐えられなくなると、椎間板が飛び出たようになり神経を圧迫する原因となることがあります。

頸椎椎間板ヘルニアの原因

椎間板ヘルニアは、椎間板に大きな力が加わったことで起こります。首は元々「前彎」といって、前側に大きくカーブしています。これがストレートになってくると頭の重さが椎間板に垂直にかかるようになり、椎間板への負担は大きくなります。
頸椎の構造上、頸椎の椎間板は比較的しっかりと固定されているため、大きな力が加わらないと頸椎ヘルニアを起こすことは少ないでしょう。水泳の飛び込み選手のように首に大きな負担がかかることや、交通事故で首に大きな力が加わったときに起こることがあります。

頸椎椎間板ヘルニアの症状

●腕や手に痛み、しびれが起こる。しびれはビリビリ感じることが多い。

●腕や手に脱力感が起こる。ひどいときには持っているモノを落としてしまう。

●首を前に曲げるとしびれが悪化する。

●咳やくしゃみでしびれが悪化することがある。

腕にしびれがなくてもMRIなどでヘルニアを指摘されることもあるかもしれません。ただし、それはMRIの画像上ヘルニアがあるというだけで、症状の原因とは関係ないことも多く見られます。従って、MRIなどの画像だけで判断するのではなく、様々な角度から症状の原因を探ることが必要です。

カイロプラクティックでの頸椎椎間板ヘルニアの治療

治療としては、重症例では椎間板ヘルニアを取り除く手術が必要な場合もありますが、程度によってはカイロプラクティックの施術など保存的療法で症状の改善をしていくケースが多いようです。
カイロプラクティックでは、頸椎の機能を高めるために、関節の動きをよくしたり、局所の牽引(整形外科で行う牽引とは違う)をしたりなどで治療してきます。

MRI上ヘルニアが見られても、症状の原因がヘルニアではないこともしばしば見られます。その際には症状の原因を説明してから治療を行いますので、安心して治療を受けることが出来ます。

頸椎椎間板ヘルニアでお悩みの方は、ぜひ国際基準のカイロプラクティック治療院・スパイナルケアにご相談ください。
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 しびれの状態をチェック     反射の検査         背骨のチェック

これまでに頚椎椎間板ヘルニアで来院された患者さんの症例・治療例

■腕のしびれを訴え来院(40代女性 事務職 用賀在住)

【右手のしびれを訴え来院】
仕事でPCをよく使用するため、普段から肩こりは慢性的に感じていたが、夏休みの間にいつもより少し長めに睡眠を取った次の日の朝に寝違いを起こし、その2~3日後から右腕にしびれを感じるようになった。
現在は症状が酷くなると仕事にも支障をきたす。整形外科に行くとレントゲンを撮りヘルニアと診断され、薬を処方されたが症状に変化がないため来院された。

【初診時の症状】
・首の前面と胸の筋肉に過緊張が見られる
・首を後ろに倒す、左に傾けると右手のしびれ増悪
・胸の筋肉を伸ばすような姿勢を取らせると、数秒後からしびれが現れる
・右腕に痺れを感じているときは触感覚異常有り

【施術後の経過】
検査から右の胸郭出口症候群と判断。首の関節及び筋肉の調節と胸の筋肉の調節を行う。
治療後、しびれとともに肩こりも症状が60%以上軽減。今回は筋肉の影響がとても大きいので、症状が戻りやすいと考え、2回目は2日後に来院して頂いた。
2回目にはやはり症状が60%程に戻ってきていたが、以前のように酷くなることはなかったので、2回目からは刺激量を増やしていった。
3回目にはしびれを感じることはほとんどなくなっていた。その後は週に1回の治療からスタートし、6回目からはエクササイズを併用していることもあり、期間をあけても症状が現れなくなっていたので、3週間に期間を伸ばしている。
今後は再発防止を兼ねて1ヵ月に1回のメンテナンスに移行していく。

【担当カイロプラクターのコメント】
胸郭出口症候群の発生原因は過剰に緊張した筋肉の下を通過する神経及び血管が圧迫を受けることで腕への多彩な症状が現れます。
特に圧迫を受けやすい部位を総称し①斜角筋症候群②肋鎖症候群③小胸筋症候群があります。胸郭出口症候群は女性や細身の男性に比較的多い傾向があります。
1ヶ所だけの問題というよりも、2ヶ所以上が問題になっているケースが多いです。今回は①斜角筋症候群と③小胸筋症候群を合併していたようでした。
これをクラッシュシンドロームやマルチクラッシュシンドロームと呼び、今回の症状のように、神経の障害は、障害部位が多いほど、症状は悪化しやすく、安定も悪くなります。
今回も、治療後の安定が悪かったので、治療箇所を増やしたところ、症状が安定しました。

【お悩みの方はぜひ一度ご来院ください】

IMG_9578.JPGスパイナルケア 用賀院
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