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更新日 2014-05-02 | 作成日 2007-12-06
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変形性膝関節症とは

膝関節には上半身の体重がかかっているため、常に大きな負担を強いられています。加齢にしたがって、膝関節の関節が徐々に狭くなり、その結果関節がすり減ってギザギザになり変形して痛みを起こすことがあります。これを変形性膝関節症と呼んでいます。

高齢者では比較的多く見られる状態で、歩行に支障をきたしたり、正座ができなくなる(膝の曲げ伸ばしが困難)などの症状が起こります。

変形性膝関節症の原因

変形性膝関節症の原因として言われていることは、加齢、肥満、閉経です。変形性関節症は年を重ねるごとに誰にでも起こる可能性はありますが、肥満者では膝への圧迫力が強いため、また閉経後にはホルモンバランスが崩れるために変形性膝関節症を起こす可能性が高くなります。

変形性膝関節症の症状

●主に高齢者(おおよそ50歳以上)によく見られる。
●膝の曲げ伸ばしが困難になる。正座は出来ない場合がほとんど。
●朝、膝のこわばり感が出る。少しずつ動いているうちにこわばり感が和らぐ。
●階段の上り下りで痛みが強く出る。特に下りの着地時に痛みを訴える方が多い。
●安静にしていても痛みが出たり、ひどい状態では腫れて水が溜まる。
●気候によって膝が痛むことがある。雨の時に痛みが強くなるなど。

カイロプラクティックでの変形性膝関節症の治療

カイロプラクティック治療で変形性膝関節症の痛みが軽くなることは多く見られます。カイロプラクティック治療では変形した膝を元に戻すことはできませんが、膝関節を調整し動きをよくしてあげることで、痛みが軽くなるケースが多く見られます。

一般的な変形性膝関節症への治療計画

(個人差がありますので、必ずしもこれと同じとは限りません)

①集中治療期:週に1,2回の治療で数回行う
↓(症状が7,8割改善されてきたら)
②治療&リハビリ期:2週間に1回くらいの治療を数回
↓(症状が9割近く改善されてきたら)
③メンテナンス・予防期:1ヶ月に一度くらいの予防的な治療 or 自己管理で痛みが再発したら再び治療する

変形性膝関節症は、関節の変形があるため、一度痛みがなくなっても再発を繰り返しやすい状態にあります。従ってほとんど症状がなくなっても、月に一度くらいは治療をしておくと予防効果があり非常に効果的になります。

ぜひ国際基準のカイロプラクティック治療院・スパイナルケアにご相談ください。

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膝や股関節の検査           膝に関わる腰椎の調整        リハビリの指導

これまでに変形性膝関節症で来院された患者さんの症例・治療例

■変形性膝関節症に伴う膝の痛み(50代女性 用賀在住 専業主婦)

【両膝関節の痛みを訴えて来院】
膝痛は、10年前に右から始まり、整形外科では変形性膝関節症の診断を受けた。当時は水を抜くなどの治療を数回行ったものの、痛みは慢性的となり、現在は両膝に痛みがある。先週から特に痛みが強く、接骨院でマッサージや電気の治療を受けたが良くならなかった。階段昇降が辛く、時々膝が抜けるように感じることもある、正座はできない。椅子に座っているときの痛みは全くない。痛みの強さを数値で回答してもらうと8/10(今までに感じたことのある最も強い痛みを10とすると現在は8)だった。下肢に関連することとして、右膝痛みを感じ始める1.5年ほど前に、左足首の骨折で治りが悪く、約1年間杖を使用していた。

【初診時の症状】
・両膝関節の可動域は、屈曲が痛みの為に制限され、回旋の可動域減少あるいは消失、右膝屈曲で腰痛を誘発。
・左膝は脛骨大腿関節(膝の上下の骨で構成される関節)の動きの悪さ、右膝は膝蓋大腿関節(膝のお皿との間に構成される関節)の動きの悪さが著明。
・左内反膝が右に比べて著明(左膝のO脚が強い)

【施術の経過】
初回の治療直後から改善傾向を示し、左膝は6回目で痛みの程度が半減、10回目には自覚症状はほぼ消失。右膝は11回目に痛みの程度が半減、14回目には天候による影響を訴える程度となった。どちらの膝も初めて可動制限の改善が見られた時に、疼痛の程度が一時的に停滞あるいは増悪したものの(機能回復時に起こる一時的な身体の反応)、現在は、膝の抜け感もなく、長時間でなければ正座もできるようになっている。治療内容は、膝関節に関連する可動域の改善と超音波、全体的なバランスの調整、ご自宅でのエクササイズのアドバイスでした。(ほぼ週1回のペースで来院された)

【担当カイロプラクターのコメント】
一般的な変形性膝関節症は、肥満した初老期以降の女性に圧倒的に多く、この患者様もまさにそういう方でした。この方の、10年にもわたる膝の痛みは、数ヶ月のカイロプラクティック治療で随分改善され、旅行先で長い階段の上り下りもされるなど、行動範囲も広がり明るく喜んでいらっしゃったのが印象的でした。膝関節症に伴う痛みは、その進行の程度と必ずしも一致しません。ちょっとした痛みでも、早期のカイロプラクティック治療により、痛みの軽減や消失、また膝に関連するバランスの改善により進行を遅らせるなどが期待できます。カイロプラクティック治療は高齢者にも安全で、侵襲の少ない保存療法の一つとして、多くの方にお試し頂きたいと思っています。

【お悩みの方はぜひ一度ご来院ください】

IMG_9578.JPGスパイナルケア 用賀院
〒158-0097 
東京都世田谷区用賀2-41-17 用賀2丁目ビル4F
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