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更新日 2014-05-02 | 作成日 2007-12-06
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四十肩・五十肩とは

四十肩・五十肩は、専門的には「癒着性関節炎」と言われます。おおよそ40歳代、50歳代に起こるもので肩の痛みと、肩を上げることができないという症状を起こします。

四十肩・五十肩は一度なってしまうと症状が長引くことが多く見られます。最初はどちらかの肩片側だけに症状が起こることがほとんどですが、そのうちに反対側の肩にも同じような症状が出てくることも珍しくはありません。

四十肩・五十肩になってしまった場合、何も治療を受けなくてもだいたい2年くらいで痛みはなくなることが多いようです。しかし、肩は日常生活でよく使う部分であって、肩が上がらなくなると服を着替えたり、歯を磨くことすら出来なくなる可能性がありますので、早めの処置が大切です。

四十肩・五十肩の原因

四十肩・五十肩の原因は、肩関節を覆っている膜などが癒着を起こしてしまうケースが多く見られます。また肩の動きに関係する筋肉や腱も傷つき痛みを起こしていることが多く見られます。

四十肩・五十肩は、必ずしも肩を酷使する仕事やスポーツをしていることとは関係がないようで、デスクワークの方々にもよく見られます。
そのため肩関節内部で癒着を起こす原因としては、急激な負荷よりも慢性的に肩に負担がかかっている状態が考えられます。
慢性的に肩に負担がかかっていることというと、例えば姿勢が悪く、肩の位置が通常よりも前に移動した状態などが考えられます。また、手提げ鞄を常に片方で持つなども四十肩・五十肩の原因になる可能性があります。
もちろん、スポーツで肩を酷使した結果起こる場合も考えられます。

!!四十肩・五十肩3つのステージ!!

急性期(炎症期):最も痛みが強い時期

●夜間の痛みがある。特に就寝時などにうずくような痛みが起こることがある。
●肩を動かさなくても痛みはあり、ちょっとでも動かそうとすると激痛が走る。

慢性期

●安静にしている分には肩は痛くないが、動かすときに痛みが出る。
●一定の角度くらいまでしか肩を動かすことはできない。

安定期

●安静にしていると痛くはない。
●肩を動かすと痛みはあるが、強い痛みではない。
●肩が動かしづらい。

四十肩五十肩では、基本的には急性期慢性期安定期といった過程を踏んで徐々に良くなっていきます。しかし人によっては急性期がなく、気がついたら肩が上がらないという場合もしばしば見られます。

カイロプラクティックでの四十肩・五十肩の治療

四十肩・五十肩は、その段階によって治療が異なります。
急性期では炎症が起こっていまうので、肩を動かすような治療は行えません。その場合、電気療法や超音波などを使って炎症が治まるようにします。

慢性期や安定期では、肩の動く範囲が広がるように肩を動かす治療を行っていきます。リハビリ体操なども組み込んで治療していきます。

四十肩・五十肩に対し、カイロプラクティックは有効な治療法です。しかし、四十肩・五十肩の場合、治療回数がかなりかかることが考えられます。

スパイナルケアでは、ある程度の治療回数の目安と治療のゴールを提示いたしますので、四十肩・五十肩でお悩みの方は、国際基準のカイロプラクティック治療院・スパイナルケアにご相談ください。

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   肩関節の調整     全身のチェックも行います      体操の指導

これまでに四十肩・五十肩で来院された患者さんの症例・治療例

■五十肩を訴え来院(50代女性 パート 桜新町在住)

【五十肩を訴え来院】
2年前くらいから右肩がギクギクしていたが、半年くらい前から痛みが強くなり始めた。3週間くらい前からは夜に痛みで目が覚めることがある。朝起きたときにも痛い。
腕を動かして馴染んでくると痛みは軽減する。
一番痛い動きは手を後ろに回す動作、反対の肩に水平に伸ばす動作、頭を洗う動作など。

【初診時の症状】
左右の棘下筋、小円筋、大円筋、上腕三頭筋に過緊張と圧痛およびトリガーポイントあり。
右肩甲下筋、小胸筋に圧痛あり

【施術後の経過】
いわゆる五十肩の増悪期にあり、痛みがすぐに戻りやすい状態でしたが、筋の緩和を中心にした調節で1ヶ月8回の治療で大分痛みがなくなってきました。その後は筋自体の痛みの改善だけでなく、筋のバランスを変えるような調整をしてもう1ヶ月4回の治療で日常的な動作に支障がなくなりました。

【担当カイロプラクターからのコメント】
肩関節の動きに関する複数の筋に過緊張と圧痛があり、筋バランスが崩れている状態でした。まずは痛みを呈している筋の問題を中心に取っていきましたが、次第に筋の痛みはなくなり、特定の動作の際に動きにくさなどを訴えられるように変化してきました。
これは関節の動きに対してメインに働く筋(主動筋)、その補助的な働きをする筋(協働筋、補助筋)、主動筋と反対の働きをする筋(拮抗筋)といったバランスが崩れていることが考えられます。
肩関節は動きの自由度を高めるために関節の接合が浅く、その分をたくさんの筋で吊っている構造になっています。また、関節は自分の意思で動かせる動き以外にも関節内での転がりや滑りなどの動き(関節包内運動)があります。
肩関節の障害はこれらの複雑な構造の筋のバランスや関節内の動きに着目して機能的な回復を図っていくことが重要なポイントになります。

その他の四十肩・五十肩の症例・治療例はこちら

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